ポエトリースラムとは
ポエトリー・スラムとは
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「詩人が自作を朗読あるいは暗唱する試合のこと。あらかじめ聴衆から選ばれたメンバーが各詩人の演技を採点して、勝敗を決める」
(Wikipedia英語版より)
その起源は1984年11月、シカゴのGet Me High Loungeでマーク・スミスが始めたとされる。NYのニューヨリカン・ポエツ・カフェで初の大会が開かれたのが1988年。現在ではアメリカ、ヨーロッパはもちろん世界中にひろまっている。
フランスは世界でもポエトリーリーディングの盛んな国のひとつ。特にパリでは毎週、ポエトリーリーディングのオープンマイク(自由参加型)イベントが開かれている。毎年、セーヌ川右岸の下町・ベルヴィルでは「GRAND SLAM」(グランド・スラム)というイベントが一週間にわたって開催される。イベントの目玉は、ポエトリー・スラム各国代表によるワールドカップだ。ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカなど全20カ国以上の代表がリーディングを競いあう。
一方、日本では1997年、雑誌『アメリカンブックジャム』が当時アメリカで盛り上がり始めたポエトリーリーディングを紹介した。この頃から、東京都内でもポエトリーリーディングのオープンマイクが行われるようになり、従来の詩の朗読とは異なる新しいムーブメントとして徐々に浸透していく。その中心人物のひとりカオリンタウミは、ニューヨリカン・ポエツ・カフェのスラムで優勝を果たしている。
2000年、映画『Slam』日本公開。ポエトリー・スラムをテーマにしたこの作品によって、スラム=詩の朗読バトルの認知度が高まった。2003年「シンジュク・スポークンワーズ・スラム」(SSWS)スタート。朗読詩人のみならずラッパーやシンガーも交えてバトルを繰り広げたこの定期イベントは、横浜(YSWS)、京都(KSWS)などの姉妹イベントも生むほどに盛り上がった。
2015年5月5日、初の日本選手権大会「ポエトリー・スラム・ジャパン」開催。渋谷・Last Waltz by shiosaiに集まった37名のなかから、優勝の月桂冠を勝ち取ったのは、劇団Mrs.fictions所属の舞台俳優であり脚本家の岡野康弘。日本代表として、同年のポエトリースラムW杯に出場。準決勝進出を果たし、パリの会場を大いに沸かせた。
そして2016年。ポエトリー・スラム・ジャパンはさらにスケールアップする!